司令官は自分

「早く支度しなさい」「これ明日までにやっておいて」「ちゃんと勉強しろ」

何気ないこんな言葉、言ったり言われたり。

人に命令するのもされるのもいい気持ちはしません。

 

でも!

自分が自分に命令するなら誰にもいやな思いもさせず、

その結果が自分にも他人にも良い結果をもたらす効果がある!

そう!

その瞬間に自分の性格を希望通りに変えられるのは自分自身なのです。

 

毎日、毎日噴き出してくる不安、心配、怒り、不満、悲しみ。

その根源が自分の脳内にあるのだから、

その脳でいくら解決策を考えたって答えが出てくるわけがない。

 

自分の潜在意識に命令できるのは自分だけ。

 

でも自分でも意識していないから潜在意識。

その潜在意識を操作するなんて

これは他人にものを言うより難しい。

 

腕を組む時、どちらの腕が上になりますか。

靴を履くときはどっちの足から?

 

そんな日常の動作もすべて潜在意識に支配されています。

 

試しにやってみてください。

朝、玄関を出る前にいつもと違う足から靴がはけるかどうか。

自分の意思で自分の意識に命令するってそういうこと。

 

これでいいのかな、私大丈夫かな、と不安が不安を呼んで

いつまでもこころが晴れないのはそんな思考のクセがついているから。

そしてそれを変えられないのは、

そう考えるのが毎朝同じ足から靴を履くのと同じようにラクだから。

 

試しに考えてみてください。

これでいいんだ、私は大丈夫って。

 

何十年も同じ足から靴を履いてきたのを変えられないように

何十年もかけてつけてきた思考のクセは強い意思がなければ

なかなか変えることはできません。

今日出来たって、明日にはころっと忘れてまた同じことを考えている。

 

でも人に命令するより、人から命令されるより

ずっと良い結果をもたらすのは

自分で自分に命令することなのです。