規格外

テレビで枝豆の選別をしているのを見ました。

さやにきっちり3粒入っているのがL、3粒入っていても形が悪いのがM、

2粒しか入っていないのがS、だそうです。

それ以下の小さなものは最初に機械ではじかれます。

小さなものだって実が入っているのにね。食べられるのにね。

 

背が低いから、ダミ声なんです、アトピー肌が気になって・・

などの身体的特徴だけでなく、

お姉ちゃんだから、女の子だから、長男だから、男でしょ、日本人たる者・・・。

自分が好んで決めたわけでもない生まれた順番、年齢、性別、国籍にいたるまで

どこかの誰かの既成概念にはめ込まれ、

幼い頃から生きづらい思いをしてきた人のなんと多いことか。

 

その概念は刷り込まれるうちに、いつしか誰かの概念じゃなくなって

自分の不安や心配になって大きく大きく重たく重たくのしかかってきます。

 

きれいな形のきっちり3粒入った枝豆でない自分。

ベルトコンベアの上ではじかれないように、

あたかも3粒入っているかのようにさやをふくらませて装い続け、

「3粒入っているね、優秀だね、Lだね、合格だね。」と言われることに

心血を注ぎます。

でも残りの1粒か2粒は不安や心配でふくらんださやです。

 

その心配や不安でパンパンになった空っぽのさやは

いつしかはじけます。

一歩も前に歩き出すことのできない自分が残ります。


自分はわかっていたのです。

規格外なのに3粒入りの立派な枝豆を装っていたのを。

 

2粒だっていいんです。

ちょっと形が悪くたって大丈夫。

規格外バンザイです。

 

そう思えたら生きるのが楽しくなります。

 

cafeころんのツリーハウスにかかった吊り橋。

規格外だって

100点満点がとれなくたって

早く走れなくたって

いい子じゃなくたって

ミライへの吊り橋を渡る勇気を持つことの方がどんなに大切か。

 

cafeころんでこの吊り橋を見て

ワクワクしてください。

きっと何かを感じることができると思います。